第2回
「桃」
2019.4.8
みなさんこんにちは!
神奈川県 南足柄市 エクステリア 事業部の花育コラムの時間です。
2回目の花育コラムは『桃』です。
ハナモモ
学名 | Prunus persica |
英名 | Peach tree・peachblossom |
和名 | モモ(桃)・ハナモモ(花桃) |
科 | バラ科 |
属名 | サクラ属 |
3月に『桃の節句』ひな祭りは過ぎましたが、庭木のハナモモは今が満開の時期です。
後ほど、ハナモモの種類などのお話をさせて頂きますが、その前に日本の節句。“五節句”ご存知でしょうか?
私個人で調べたので、諸説あるかと思いますがそこはお許しいただいてお気軽に読んでください。
五節句とは
五節句とは、中国の陰陽五行説に由来した、日本の暦、季節の節目。
日本の文化、風習とあります。
日本では奈良時代から伝わり、宮中行事となり、明治時代、旧暦から新暦に改暦されるときに五節句制度が廃止されたそうです。
なるほど、現在では風習として受け継がれているのですね。
五節句、私も知らない節句がありました。
簡単に書いてみますと。
私は、七草を食べる日もお節句だったり、9月9日の重陽の節句も知りませんでした。
中国からの伝来は、アジアの国では各国たくさんあるのですね。
中華街で見かける桃の形のおまんじゅうや、桃は縁起のいいイメージがあります。
七草がゆ 桃 桃の花
っといったお節句の話はこの辺にして、桃・ハナモモの話に戻りましょう。
桃・ハナモモ
桃というと、フルーツの桃を思い浮かべますが、桃の木はとても大きく庭木には向いていません。
そこで庭木として花を楽しむために改良されたのが、『ハナモモ』です。
小さな実がつきますが、食用としません。
ハナモモはたくさんの品種があります。
中でも人気の品種は、

矢口
切り花用の代表品種
ピンクの八重咲き

菊桃
濃いピンク色
菊のように咲く

関白
白い花の代表
八重咲き

照手桃
コンパクトに縦にまとまる

源平桃
とても豪華
色もバリエーション豊富
その他にもしだれ桃などもあり、コンテナでも育てられるので、この季節に咲く可愛いハナモモおすすめです。
人気品種として紹介した、源平桃は、弊社の置き場におおきな木が植わっています。

白を源氏・赤を平家に見立て、源平合戦のように乱れるように咲く様から名づけられたハナモモです。
年によって咲く花の色の割合が違うのも魅力の一つです。
桃の切り花
2月の中旬あたりからお花屋さんで見かけますね、春の訪れを感じさせてくれる花のひとつです。桃の枝ものは、花弁が乾燥していたり、つぼみが黒いものは避け、固いつぼみより膨らんだピンク色のつぼみを選びましょう。
太い枝は十文字に切ると水の吸い上げが良く、つぼみには霧吹きをかけ、乾燥を防ぐと可愛い桃の花もたくさん咲いてくれます。
お花のアレンジで春の花といえば、
菜の花やチューチップなどと合わせて桃の花を選びますが、私おすすめは
パンジーやスイトピーと合わせて、アレンジするとフリルが可愛くておすすめです。


第2回目の花育コラムはいかがでしたでしょうか?
季節を楽しむ。
日本の昔からの風習を行ってみると、日常の生活も楽しい時間が増えるかもしれないですね。
春の風のにおいや空の色などを感じて、深呼吸してリフレッシュ!
サクラもそろそろ満開の時期。街が明るくなって、気持ちも明るくなりますね。
最後にハナモモ・桃の花言葉。。。
『気立ての良さ』『恋の虜』『恋の奴隷』『あなたに夢中』
可愛いイメージの花ですが、花言葉はオトナな感じです☆
グリーンアドバイザー・花育アドバイザー
山崎 ゆきえ