第13回

キク科の植物「オステオスペルマム」

2020.4.6

みなさん、こんにちは!
神奈川県南足柄市(有)山崎組エクステリア事業部スマイリーガーデンの花育コラムの時間です。
ここ最近お出かけを規制されていますね。お家にいることが多いですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
花苗や切花もたくさん種類が出回る季節ですが、切り花や花苗を処分せざるを得ない状況のようで、悲しい気持ちになってしまいますが早く、安全な世の中に戻るよう願うばかりです。

さて、今回の花育コラムは、“オステオスペルマム”にスポットを当ててみましょう。
声に出してみると舌を噛みそうな名前。
「オステオスペルマム」

オステオスペルマム

学名  Osteospermum
 キク科・キンセンカ属
英名  African daisy
原産国  熱帯アフリカ

何だろうと思っている方もいらっしゃると思います。最後に“マム”つくので、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、キク科の植物です。

今とても人気があり、どこの園芸店へ行っても、販売しています。
種類たくさんあり、多年草なので毎年花が咲く品種です。
花が咲き終わったら切り戻して、株が蒸れなうように風通しを良くします。
花の咲く時期が終わったら茎を1/3ほど切り戻します。うまくいくと秋に返り咲きするかもしれません。

特徴

花の付きがとても良くてポンポン蕾が上がってきます。

花の表面と裏側と色が異なっている花があったり、咲き始めの色から徐々に色の変化をしてくる品種や八重咲き、中心と花びらの色が違う品種といったバリエーションが豊富でとても楽しみのあるお花です。

写真で紹介してみましょう

まず変わった形の花びらの品種からご紹介

~エクロニクス種~

いわゆるスプーンのような花びらで咲く品種です。

この花を初めて見た時すごく不思議な植物で色も変わっていてとても驚いたことを覚えています。今となっては、このお花もオステオスペルマムの一種なのかと思えますが、初めての衝撃は忘れません。(なんじゃこりゃっておもいました・・・(;^_^A   )

 

この品種は、高温時に普通の花びらの形で咲くこともあり、気温が落ち着いてくるとまたスプーン状の花びらになることもあるそうです。

とても神秘的ですね!

スパイダーピンク
パティエスプーン

~ダブルオステオスペルマム~

八重咲の品種。とても豪華でいろんな色があります。
花自体はスカビオサに似ていますね。菊に近い形のお花もあります。

ダリーナ
ダブルファン
ダブルプリンセス
 

~パッションミックス~

この品種は種から育てるタイプ。種まき時期は9月から11月。

開花時期は2月〜4月ミックスというだけあって、ピンクや白・紫など綺麗な色の花が咲くようです。個人的には、種まきで育ててみたいです!

パッションミックス

~シンフォニーシリーズ~

開花時期が長く夏も風通しの良い場所で育てるなど環境が良ければ秋まで咲き続け、目の引くカラーで楽しめます。

オレンジシンフォニー
メロンシンフォニー
はるかシンフォニー

~バイカラー~

色んな配色があるのもオステオスペルマムも魅力です。

花の表と裏で花びらの色がちがったりすると風に揺れた花の印象が違って見え、オレンジから紫にグラデーションになって咲いたり、

咲き始めと咲いてから徐々に色の変化を楽しめたりと毎日違う表情を楽しむことができる品種もあります。

パープルサン
ブルーアイビューティー
ハニースイート
サンネイル
キララホワイト

パステルカラーから原色・グラデーションなど飽きることのないオステオスペルマム。

SNSを見ても、寄せ植えや花壇で多くの方が楽しんでいるのを目にします。

 

そして私も育てています。

~ジュリア~
それからこちらは“ジュリア”という品種です。

 

寄せ植えしたばかり
今現在はこちら

色の配色も濃さも全然違いますね!

私も写真と比べて初めて気づきました(^▽^)/


こんなに魅力のあるお花、寄せ植えに使わない手はないですね♡

 

4月に開催予定だった、スマイリーガーデンのワークショップでは、このオステオスペルマムのプリンセスシリーズを使って春の寄せ植えを作るメニューでしたが、新型コロナウイルス感染症の動向を鑑みて中止とさせていただきました。

 

とても残念ですが、また来年の春にでもオステオスペルマムを使った寄せ植えのワークショップメニューを考えたいと思います。

来年にはきっと新しい品種が出ていたりするかもしれないので、楽しみにしています。

 

ユニークで、カラーバリエーション豊富で花も次々と咲いてくれる、もっとこの花を知りたいと思いました。
最後に、

オステオスペルマムの花言葉

「元気」「無邪気」「変わらぬ愛」「ほのかな喜び」「心も体も健康」「健やかな」

 

世界中が不安な生活を送っていますが、早く新型コロナウイルス感染症が終息していきますように。

この花言葉を知って心からこのお花を育てながら心も体も健康でありたいと願いたいです。

 

お花って切り花も花苗も癒されます。

 

それではこの辺で。。。今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

グリーンアドバイザー・花育アドバイザー
山崎 ゆきえ