第21回

「ハイビスカス」

2022.7.29

皆さんお久しぶりになります。
神奈川県南足柄市(有)山崎組エクステリア事業部スマイリーガーデン花育コラムの時間です。

今年は梅雨が早くに明けて、6月から猛暑日が続いております。
今年は夏が長くなりそうなので、体力を意外と奪われる蒸し暑さに気をつけて過ごしていきたいです。

ハイビスカス

【Hibiscus】

学名
Hibiscus
和名
仏桑花・扶桑花(ブッソウゲ)
アオイ科
属名
フヨウ属
原産国
熱帯地方-亜熱帯
開花
5月-10月

さて、今回取り上げるお花は、ハイビスカスです。
ハイビスカスと言ったら、ハワイや沖縄といった南国をイメージします。
ハワイでは神に捧げるお花として、沖縄では南部地方で死者の幸せを願って墓地に植える風習があるそうです。

ハイビスカスはフヨウ属なのでフヨウの花はとてもハイビスカスに似ていますし、アロハシャツや髪飾りや夏のインテリアにもたくさん使われていて日本では人気のあるお花と言ってもいいかもしれません。

私もハイビスカスが市場に上がってくると、もう夏が来るんだなぁと無性に花苗が欲しくなります。

フヨウの花

ハイビスカスの種類

ハイビスカスは大きく分けて3つの種類に分かれます。
 

従来系(オールド系)

花付きが良く、中大輪

大輪系(ハワイアン系)

大輪

コーラル系

小中輪が垂れ下がって咲く、花つき良い

どの種類も30℃を超えると開花数が減ります。
真夏に強いイメージがあるかもしれませんが、日陰も必要ですし、風通しのよい場所が育てるには最適です。
 
育てる環境が合えば、秋までたくさんお花を楽しむ事ができます。
 

育て方

沖縄では地植えもできると思いますが、気温によって室内へ移動できますので基本的には鉢がおすすめです。

植え替え

購入した苗より一回り大きな鉢を用意し、水はけのよい新しい土(赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土)を用意し、花苗の土は崩さずに新しい土を入れた植え付け用の鉢に置きます。
鉢と根の隙間にも土が入るように棒などをつついて土を入れ込みます。
植え終わったら、鉢底から水が流れ出すまでたっぷり水をやります。
 
植え付けは5月くらいが最適ですが、購入した月での植え替えは可能です。
なるべく早く、購入したポットより一回り大きな鉢にしてあげましょう。

お花は、一日でしぼんでしまう一日花です。
花がらを摘む場合はガクも取り除いてください。

剪定

夏に枝が混みあってきたら、つけ根から切って間引きます。
調子が悪い株も枝をカットした方が調子が良くなる場合が多いです。
ここで、同じ高さなどえ木を切ってしまうとお花が咲かなくなってしまうので、切りすぎに注意します。

冬越し前の強剪定

10月くらいを目安に(お花がまだ咲きそうな場合は様子を見て)全体の丈の2分の1から3分の1程度を残してばっさりと剪定しましょう。
その後、
ハイビスカスは寒さに弱いので、10月に入ってからは、室内の日あたりの良い場所へ移動します。
真冬のハイビスカスの置き場所は、暖房の当たらない、日当たりの良い場所を選んで(比較的寒くない場所)ください。

冬を越して、春には切った枝から新葉がたくさん咲き始めます。
 

ハイビスカス入荷情報!

スマイリーガーデンでも、変わったハイビスカスが入荷しています。

*レモンフラミンゴ
*ホワイトバタフライ
*ミニ・ピンク
*葉が斑入りの斑入りブリリアント
そして、
*大輪のロングライフケイト
これは紫のハイビスカスで新品種のとても珍しい花苗です。

少しだけ入荷していますので、欲しい方はお早めにお問い合わせください。
(2022.7月現在の入荷状況です)

レモンフラミンゴ
ホワイトバタフライ
ミニ・ピンク
斑入りブリリアント
ロングライフケイト
 

ハイビスカスは、寄せ植えにしてもとても素敵です。
秋まで咲いてくれるので、意外と長く楽しめます。
 
初夏から秋まで楽しめるハイビスカス。
是非皆さんも育ててみてくださいね!
 

ハイビスカスの寄せ植え
最後にハイビスカスの花言葉
ハイビスカス全体の花言葉は「繊細な美」「新しい恋」
白いハイビスカス
「艶美」
 
赤いハイビスカス
「勇敢」
 
ピンクのハイビスカス
「華やか」
 
黄色いハイビスカス
「輝き」
 

皆さんは何色のハイビスカスがお好きでしょうか?
私は、オレンジのハイビスカスが今年目につきます。
先日もオレンジで中心が紫のハイビスカスを見かけて欲しくなってしまいました。
こちらがそのハイビスカス。
とても不思議な色の組み合わせです。

ハイビスカスは1万以上の種類があるといわれていますから、
まだまだ見たことのないハイビスカスにこれから出会えることを楽しみにしています。

今回も花育コラム、最後までお付き合いありがとうございました。
夏も本番ですので、皆さん熱中症などにお気をつけて夏をお楽しみくださいね!

グリーンアドバイザー・花育アドバイザー
山崎 ゆきえ